色覚異常を克服する10の方法

色覚障害(色盲色弱)です。失敗談や対処法、治療法など探るブログ

学校生活でも学業に支障がある色覚異常

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あまり問題にはなっていませんが、色覚異常の子供が学校生活を送る際に感じる不安はけっして小さいことだとは思いません。

実際のところ、学業に影響が出たり、下手をするとクラスから孤立したりするケースもあるかもしれないのです。

大袈裟だと思うかもしれませんが、実際、私も学業への影響はありました。

思春期の子供というのは悩みをなかなか親に言いません。

ただ、子供を助けてやれるのは親だけです。担任の教師や各教科の先生に、そのことを伝え、配慮してくれるようにお願いすることは必要かと思います。

先生が知っていてくれるだけで子供は少し安心するでしょう。

では具体的にどうような支障があるかといえば、まず授業の中心は黒板によってなされます。その黒板(実は緑色だが)は私には濃い灰色に見えました。

たいていの場合、教師は白のチョークで授業を進めていきます。ただ重要なポイントになるとチョークの色を黄色や赤に変えます。黄色はよく見えるので問題ありませんが、赤になると途端に見えにくくなります。赤緑色盲なので背景が緑、文字が赤だと消えてしまうようになります。

授業で赤のチョークを避けてもらうようにするか、前の席で授業を受けるようしてもらうのがよいと思います。

教科で最も苦労したのがなんといっても美術です。

美術の先生には色覚異常があることを必ず伝えなければなりません。成績に直結します。

私も苦い記憶があります。

野外での風景写生の時、山や草木を緑色の絵具で塗り、土を茶色、空を水色の絵具で塗りました。私は目の前の風景が実際どんな色をしているか皆目見当もつかなったので、頭でイメージしている、ステレオタイプの色を使ったのです。

ところが実際、写生をしていたのは冬でした。冬の景色です。当然山は青々とはしていませんし、草木も枯れています。そんな色などしていなかったのです。

美術教師が私の絵を背後から覗き込んで「ふざけるなよ、ちゃんと景色を見ろ」と怒って私の後頭部を叩きました。

その時のショックは今でも鮮明に覚えています。
なにもふざけていない、わからないだけだ、心の中でそう叫んでみたところでどうしようもありません。
その後、美術の時間になると毎回、不安で吐き気と胃痛が襲ってくるようになりました。

次に苦労したのは理科系の科目です。化学実験での炎色反応はまったくわかりませんし、生物のスケッチも嫌でした。

また社会科では色分けした地図など見ても、理解できません。技術家庭の塗装でも困ったことがありました。

色が見えないことで授業に不安を抱いていると勉強意欲もなかなか湧きません。

私は英数は成績が良かったのに、美術、理科などはひどい有様でした。美術や理科がある日は学校に行きたくなくなります。

それでもなんとか不登校にならなかったのは、自分の色覚異常がクラスメイトにバレておらず、それでからかわれたりしなかったせいだろうと思います。

もし、そうなっていたら、確実に不登校になっていたことでしょう。
それほど、自分にとっては大きな問題でした。

現在ではスクールカウンセラーなどの制度も整っているようですが、昔も今も思春期の子供は大人になかなか悩みを打ち明けません。

だからこそ、親はもっと幼い段階で子供の色覚障害を把握し、学校生活を苦なく過ごせるよう、中学入学時に担任の教師に支援してもらうよう計らってやる必要があるのです。